日本でも恒例の行事になりつつあるバレンタインデーで、バレンタインチョコを渡すことになったきっかけは、お菓子会社の宣伝から広がりました。元は海外の行事で、一番最初に日本で紹介されたのは約８０年前で、神戸のチョコレートメーカーが外国人向けの英字新聞に載せた、愛の贈り物としてチョコレートを贈りましょうという宣伝です。その時には、まだ定着しなかったバレンタインチョコでしたが、神戸のチョコレートメーカーのオーナーは諦めないで続けたのです。それから１５年後に、もう一度赤いハート型のパッケージでバレンタインチョコを宣伝したところ、大阪の百貨店が目をつけて毎年の恒例企画になり、特設会場を設けるようになるのです。

バレンタインデーにチョコレートを送る日本の歴史の始まりは大阪の百貨店からで、それから後に関東でも百貨店がセールの看板を出しましたが反応は微妙でした。定着するには、それまでの女性の傾向から男性に対して積極的に告白するタイプが少なかったせいか、難しかったようです。しかしその流れを変えたのは小中学校や高校生で、女の子から男の子に告白できる日という事で、バレンタインデーが盛り上がり始めたのです。新聞の記事になるぐらい盛り上がった時には、すでにバレンタインが定着してきた証拠で、その熱気は大人にも伝わっていき、義理チョコの文化まで浸透してきました。

このように日本の文化になったバレンタインチョコは、今後も様々に形を変えて進化していくでしょう。バレンタインチョコのことならこちら